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お客様の声

Case01長谷機械商事株式会社 様

サラリーマンから、副社長に。フューチャークリエイトは僕を育ててくれる経営の師匠です。

長谷機械商事株式会社
長谷 高秋 様

長谷機械商事株式会
会社プロフィール

1949年に創業し、現在は72年目となる長谷機械商事株式会社 (2021年取材現在)。ベアリング(軸受け)などの精密機械器具の製造・販売を手がけている。2015年に代替わりし、父は社長、息子となる長谷氏は副社長に就任し、親子二人三脚で経営している。

島元

私がパートナーです!

フューチャークリエイト担当 
島元 宏忠

雇用される側から、雇用する側へ。異なる立場に立つと、会社の見え方も、必要とされる知識やスキルも変わります。北海道札幌市で精密機械器具の卸売を営む、長谷機械商事株式会社の長谷 高秋さんは、経営メンバーの代替わりによって、急にサラリーマンから、副社長に就任することになりました。フューチャークリエイトは長谷機械商事の代替わりと同時にサポートを始め、今日まで6年近くお付き合いさせていただいています。「経営者を育てるサポート内容」や、「会社の利益を伸ばすことができた理由」について詳しくお聞きしました。

長谷さんはサラリーマンを辞めて、急遽、取締役に就任することになりましたよね。当時、経営に関する知識はありましたか。

いいえ。会社の引き継ぎで父が社長になったため、副社長に就任しましたが、経営者としては何も知らない状態でした。そのためフューチャークリエイトの創業者である島元さんに教えてもらいながら、経営者としての視点を養いました。

経営者の視点は、雇われる側の視点とは違うものでしょうか。

全然違います。従業員側として働いていた時に「もっとこうすれば良いのに」と思っていたことが、実は法律や税金の関係でできないことだったと気が付いたりしますね。島元さんに教えていただいて初めて、会社としてやっていいこととダメなことを理解することが多くありました。

初めて島元と対面した時の印象を教えてください。

いわゆる「税理士先生」っぽくはないなと思いました。当時僕は35歳でしたが、いとこのお兄ちゃんに似てるなというのが第一印象でしたね。のほほんとした、言ってしまうと普通の冴えないおじさんだなって(笑)。親しみやすくて、すぐに馴染むことができました。

相性は大切ですが、親しみやすいだけでは困りますよね。
仕事ぶりはいかがでしょうか。

見た目と裏腹に、すごい決断力と行動力がある人だと思います。島元さんは自分の中で、良し悪しの判断基準をしっかり持っているんですよね。だから大胆な決断もできるんだと思います。僕は会社を引き継いだ側だったので、裸一貫から会社を立ち上げた島元さんのことは経営者としても尊敬していて、刺激を受けます。「ゼロ知識の状態から、 一緒に歩いてくれた頼りがいがあるお兄ちゃん」というのが、僕にとっての島元さんです。

島元が長谷さんをサポートする時の様子を教えてください。

島元さんの中ではきっと答えがあるんですけど、それを押し付けてくるようなことはありません。答えは教えてくれませんが、思考を整えるようにサポートしてくれます。なので、島元さんが「いいね」と言ってくれるまで、こちらが経営案を出し続ける形ですね。すごく考える必要があるので、経営者として成長することができています。最終的な決断は「経営者である僕」を尊重してくれるところが魅力ですね。

長谷機械商事株式会社を引き継いだ当初、
会社の経営状態はいかがでしたか。

社員15人に対して、売り上げは年10億円ほどです。安定して黒字ではあったのですが、無駄な出費が多いという課題がありました。売り上げは詳細に把握できている一方で、仕入れ値に関してはあれもこれも一緒くたに「経費」とくくってしまっている状態です。何にいくら使ったのか詳細に把握できていなかったため、経費やコストが無駄に使われていました。

ザル経営に陥っていたわけですね。経営者交代から6年経ちました が、今もその問題はありますか。

なくなりました。島元さんが、ザルな部分にメスを入れて、細かく整理し、管理できるように手助けをしてくれました。 毎月の売り上げを見て無駄を削減したんです。おかげで、仕入れの際に何にどれくらいかかったのか、今ではちゃんと把握できています。

経費を細かく整理し、把握するメリットは何でしょうか。

無駄な出費を削減し、売り上げは変わらないままでも利益を上げられることです。島元さんに入っていただいたこの6年間で、5000万円くらいの利益が出ました。基本的に、利益はずっと右肩上がりです。

社内での変化はありましたか。

経理の透明度を高められたことで「会社としてはこれくらいの利益が欲しい。利益をつくり出してくれたら、社員に これだけ還元できる」と、従業員に正直に伝えられるようになりました。ブラックボックスがなくなったことで働く目的が明確になりました。その結果、社員のやる気が上がり、社内の雰囲気も明るくなりましたね。他にも仕事の効率を上げることができました。事務では、子供がいる人の退勤時間を早めるなどの工夫ができています。

会社の利益を社員に還元しているのですね。

できるだけ働きやすい環境を作っていきたいんです。例えば500万の利益が出たら、200万は社員に還元しても300万は会社のプラスになりますよね。会社だけが儲けるんじゃなくて、そうやってちゃんと社員に還元していきたいんです。それを、無駄の削減によって浮いた経費で行うことができています。

どのような形で還元しているのでしょうか。

これは一例ですが、社員に確定拠出年金をかけることにしました。60歳の時に退職金を渡して、65歳の時に第二の退職金として確定拠出年金を渡せたらいいなと思いまして。給与も業界内で比べたら良い方です。今の社員はうちしか知らないので、他と比べたときの働きやすさにあまりピンときてくれないんですけど(笑)

無駄をなくしたことで、
額面上の利益以外の部分でもメリットが生まれているのですね。

そうですね。浮いた経費を使い、働きやすさに力を入れたことで、離職率が下りました。採用でも若い人が入ってくれて、活気も出てきました。無駄をなくすことって、会社の雰囲気を変えることに繋がるんだなと実感しました。このまま、誰一人辞めさせないことが個人的な目標ですね。

会社の仕組み化や働きやすい環境を生み出すための工夫は、
会社がちゃんと稼げていないとできないことですよね。

はい。「どうやったら、もっと働きやすい環境を整えられるだろうか?」というな悩みは、島元さんのおかげで利益が出せたからこそ生まれた悩みですね。妻に「ため虫がついている」と言われるくらい、「いつでもどこでも誰のた めに何ができるか?」を考えすぎるところがあるんです。島元さんはそれを理解してくれているので、会社にメリットがあって、社員にも嬉しい福利厚生をアドバイスしてくれます。

長谷機械商事株式会社は創業72年ですが、
まだまだ伸び代がありそうですね。

ベースはしっかりした会社だったので、無駄をなくすことで急成長ができることを、島元さんが一緒に発見してくれました。この6年は無駄の整備でした。会社の基礎をより磐石にして、成長の準備が整ったところです。おかげで今、 会社経営がとても楽しいですね。

それを踏まえて、今後の目標を教えてください。

単独で15億円の売り上げを出せるようになることです。それくらいになると税金が変わるんです。これも島元さんに教えていただきました。今後の夢は......、いや、夢とは言いたくないんですよね。実現したいことなので。最終的には、もっと社員に手厚い保証があって、働きやすい良い会社にしていきたいです。そのための目標が売り上げ15億円です。

フューチャークリエイトの税理士が、
他社の税理士とは違うなと思うのはどんなところでしょうか?

こうやって会社の性質をしっかり把握した上で、経営者に寄り添った提案やサポートをしてくれるのは他社にはないところですよね。

御社にとって、島元はどういう存在ですか?

常に僕の一歩前にいて欲しい人ですね。でも上下関係というよりは、一緒に走る仲間として。これからも島元さんと一緒に進んでいきたいです。

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